2020年2月2日日曜日

【2020/1/19】糟嶺神社→西野川の稲荷神社→子之三島神社→八剱神社 世田谷〜狛江〜調布(その4)

 この日の最後の行程です。そろそろ2万歩突破も見えてきて、結構しんどい中で締めくくりに入ります。

糟嶺神社
 「かすみね」と読む神社ですが、御祭神も糟嶺大神。聞き馴染みのない神号です。色々と調べてみましたが、「農業の神様」と言われているくらいで、由来などは不明なのですね。それでも神社は小高い丘の上、実は古墳の上に建っていてることから、周囲で大切にされていた神様だと想像はできるのです。まず古墳自体が、土地の重要な人物の祭祀施設ですし、そのために禁足地とはならずとも、聖域とされている事が少なくありません。また、そこから村落の鎮守となる神社が置かれていることも少なくありません。そして、この糟嶺神社も村社とされていた鎮守だったのです。
 隣に別当寺だった明照院を見ながら、坂道を登って参拝です。

 そして、坂道を登りきると右手に階段がみえてるので、これもひと上り。ようやく社殿前に到着です。
この日は、休日とは言え静かな境内が、急ぎ足と最後の登り坂に奪われた体力に少しの休憩場所になりそうです。とは言え、中には境内社が幾つかあるので、決して足が止まるような感じでもないのですが。
稲荷神社が二つ見えるということは、明治の合祀の形跡でしょうね。
 今はひっそりとした雰囲気に包まれているのですが、それでも合祀されたのであろう幾つかの祠を見ると、協力して氏子地域を静かに見守っているように思えます。
 できるだけ、見落としのないように神社を歩いていてから辞去しています。

西野川の稲荷神社
 Google Mapを見ると「子之三島神社」の社号が目立ちます。が、この手前に諏訪神社があるようです。川沿いに歩いている一日ですが、諏訪神社には出会わずにいたので「やっとだ」と言う気持ちでGoogle Mapの下僕として歩みを進めます。
すると、目の前に小さな祠が見えてきました。邸内社なのか、それとも私有社なのかという雰囲気です。Google Mapには出ていないんですよね。
私有の祠の中には雑然とした雰囲気のものも多いのですが、こちらはきっちりと清掃が行き届いている感じです。

 そして本来の中間目的地だった諏訪神社を探しましたが、こちらは見つからず。
【鎮座地】東京都狛江市西野川1-14-1付近


子之三島神社
 Google Mapで見つけた神社が実在しないことや、本当は別の場所に鎮座していることは時々あることです。今回の諏訪神社も、そんな感じで何となく自分の気持ちに折り合いをつけて、子之三島神社へと向かいます。
 みちなりにウネウネとした感じで歩いていくと、少し広めの境内が見つかりました。

 さて、まずは社殿に参拝です。まだ三時過ぎとは言え1月ですから、薄暗くなり始め。こうなると参拝は少しさびしいものですが、子の神と言えば、大国主命。そして三島神社と言えば恵比寿様と、おめでたい神様がならんでいると想像しつつ手を合わせれば、心も若干は軽くなるものです。が…実際の御祭神は、大己貴大神となっていて相殿が大山祇神。


つまり大国主命が主祭神で子の神の色合いが強いようです。境内社もありますが、こちらは特に立て札もなく、ちょっと不明。

【鎮座地】東京都狛江市西野川1-17
【御祭神】大己貴大神、相殿 大山咋神

八剱神社

 いよいよ最後の参拝地、八剱神社です。
ココまで来ると、京王線の柴崎駅も近いので帰り道も予測が立てやすくなって、気が楽になってきます。
 先程の子之三島神社が少し謎っている感じだったのですが、こちらは同名の神社が諏訪にもあるので、その関連かなぁ?などと想像しつつ足を進めていきます。
と、石造りの鳥居が見えてきます。その脇には神木だったのでしょうか?大きめ切り株が遺されているのですが、何となく全体に木よりも石が目立つ境内です。
 早速、鳥居を潜ると、その先には狛犬が一対。

迫力というよりも、なんとなく笑っているような表情が素敵な狛犬です。おもわず、しっぽをサスサスしてしまいました。そして、社殿へと向かって二礼二拍手一礼。
 「後は、諏訪の神社との関係性を確認だ」と由緒書などを探すと、意外な事実が。そこに書かれている御祭神が、配神のうちの一柱となる素盞嗚尊以外、知らない人たち8名なのです。これで私の勝手な諏訪との関係性探求は崩壊です(笑)。
 この御祭神とされている方々によって拓かれたのが、この近隣であり、その偉業をたたえた神社。そして、その偉業を残したのが御祭神たちが携えていた八振りの刀だったというわけですね…。
 うん、でも勉強になった!と。
何となく、今回の参拝散歩は、ちょっと不思議な神社が多かった気がします。
【鎮座地】東京都調布菊野台3-42-1
【御祭神】鈴木藤四郎義春、鈴木源五郎義賢、鈴木平六郎義尚、鈴木秀太郎義澄、鈴木勘次郎義宣、大竹重郎信昭、大竹新吾政親、大竹甚兵衛政康。
 配神 素盞鳴大神、伊奈半左衛門神靈

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