2020年2月13日木曜日

【2020/2/12】 熱海梅園〜来宮神社。ついでに河津へ

熱海梅園 山神社
 平日ですが、お休みを貰って伊豆へひと足伸ばしたワンデートリップとなったこの日。まずの目的地は、熱海の梅園です。
 先週の豪徳寺でも参道の梅の木が芳香を漂わせていたので、鼻がすっかり梅の香りに染まりたがってしまったので、奥さんを連れて早朝出発で向かいます。
  それでも、梅園の到着は9時少し前。団体客はないものの、個人客のクルマで臨時駐車場が6割方埋まっている状況です。平日なのに。

 2・3年まえに訪れた時には、確か無料開放されていた園ですが、今年は300円/人。これ結構、良いのではないでしょうか。熱海市内に宿泊していれば100円off。更に、園内にある美術館のフリーチケットにもなっているのですから。私としては歓迎すべきプライスアップです。
 さて、園内に入ると、メインどころの白加賀が開花前で、ちょっと早すぎる訪問だったのかも知れないな。などと思いつつ、少しづつ前へと進みます。すると以前は気づかなかった鳥居が!


 こういう意図せぬ神社との出会いは、なんともラッキー感に満ちあふれてくるのですが、同時に心の中にはガードができてきます。「もしかしたら、エクステリア的な感じかも」とか。
 そして、軽くお辞儀をして鳥居を潜ると、キチンとした手水舎があるではありませんか。
これで間違いなしです。更に足を進めてお社を探します。が、正面に現れたのは
石碑です。「あれれ?なにかの鎮魂社かな?」と思い、近くにあった由緒書を見ると、どうやら、以前は、山の神講の皆さんが、この山から薪を切り出すなどして利用していたようです。しかし、梅園の計画が立ち上がった時に熱海の発展のためにと、共有地を寄付し、その記念として碑を立てたそうです。
 記念碑とは言え、そもそもが山の神を崇敬していたのでしょう。そのため、聖域とした中に記念碑を建立したのだろうと勝手な想像をしながら、園内散策で梅の香りを楽しみました。
【鎮座地】静岡県熱海市梅園町8 付近 熱海梅園内

来宮神社


 熱海へ来ると、必ず「伊豆山神社」の看板が見えてきますが、この日のメインはあくまでも熱海梅園。そのため、後ろ髪を引かれつつ、スルー。
 それでも、もう一つの別表神社「来宮神社」は梅林からほど近く、立ち寄らずに過ごすことはできませんでした。
 数年前に来たときは、インバウンドの外国人客がわんさかといましたが、今年は、ほぼ日本人のみ。それでも結構な人出です。まず、駐車場が8割方埋まっているんですから。
 そして一の鳥居へと足を運んで、最初のお社である稲荷明神にお参りします。と思ったのですが、行列がすごくて、対面の御嶽神社と第二大楠にお参り。そして稲荷明神へ移ります。それで、行列の理由にガッテンです。
 稲荷神社を鳥居越しで撮影するためのスマホホルダーが置かれているんですね。これで記念撮影をしてから参拝される方が多いのです。行列が長くなるのも自然です。
 それでも10分ぐらい待っていると、そろそろ私の番です。と後ろの方から「なんで並んでるでしょ」と言う声と共に小柄なご婦人が行列の脇を進んできて、私の前でスマホを準備していたお嬢さんのグループの前にでると、そのまま社殿の前に向かって参拝しています。私には、どうどうした割り込みにしか見えないんですが…。


 驚いたんでしょうね。割り込まれたお嬢さんたちはスマホをしまうと、そのご婦人の後ろに続いて参拝です。私は、そもそも記念撮影をする気がなかったので、更に続く。で、お嬢さんたち、ちょっと心残りだったのでしょうね、撮影台を振り向いて「あ、取られちゃったね」「後で、もう一回だね」と。ちょっと可愛そうでしたね。

 さて、次は拝殿です。
 ご祈祷を拝見しながら、ハートマークを見つつ、お参りです。

 弁天社へ向かいます。以前、御朱印をいただこうと思った時に、
1.来宮神社の御朱印をいただく
2.ブログで湯前神社の御朱印もいただけるとわかり、お願いしようとしたら「湯前神社」の社号をふいに忘れて「来宮神社の御朱印は頂いたんですが、他にもいただけると聞いて」と尋ね、「いえ、ここでは来宮神社だけです」と断られる
3.スマホで確認して「湯前神社のをお願いします」と力強く依頼。そしてGet
と言うことがあったのです。が、この弁財天の御朱印もあったのですね。社務所に合計三種類の御朱印が張り出されていて…。御朱印帳がまた一面埋まりました(笑)

そして、この弁財天様、手前の池が洒落ていたのですね。これも気づいていませんでした。大きな岩の上にはとぐろを巻いた石の蛇が、そして池のほとりには真ん丸の白い卵が。
 さて、次がいよいよ大楠です。
境内の最奥部に、文字通り鎮座する御神木は、それだけで威厳を感じる壮大さです。置かれている祠からお参りをして、幹を一周する形でじっくりと拝見します。なんでしょうねぇ。若い木で感じても良いような「生きている」空気が、この大樹から満ち溢れている感じられるんです。怖いくらい生き生きしています。
 さて、社務所脇のカフェで麦こがしでも味わいましょう。
【御祭神】大己貴命、日本武尊命、五十猛命
【鎮座地】静岡県熱海市西山町43-1

2020年2月2日日曜日

【2020/1/19】糟嶺神社→西野川の稲荷神社→子之三島神社→八剱神社 世田谷〜狛江〜調布(その4)

 この日の最後の行程です。そろそろ2万歩突破も見えてきて、結構しんどい中で締めくくりに入ります。

糟嶺神社
 「かすみね」と読む神社ですが、御祭神も糟嶺大神。聞き馴染みのない神号です。色々と調べてみましたが、「農業の神様」と言われているくらいで、由来などは不明なのですね。それでも神社は小高い丘の上、実は古墳の上に建っていてることから、周囲で大切にされていた神様だと想像はできるのです。まず古墳自体が、土地の重要な人物の祭祀施設ですし、そのために禁足地とはならずとも、聖域とされている事が少なくありません。また、そこから村落の鎮守となる神社が置かれていることも少なくありません。そして、この糟嶺神社も村社とされていた鎮守だったのです。
 隣に別当寺だった明照院を見ながら、坂道を登って参拝です。

 そして、坂道を登りきると右手に階段がみえてるので、これもひと上り。ようやく社殿前に到着です。
この日は、休日とは言え静かな境内が、急ぎ足と最後の登り坂に奪われた体力に少しの休憩場所になりそうです。とは言え、中には境内社が幾つかあるので、決して足が止まるような感じでもないのですが。
稲荷神社が二つ見えるということは、明治の合祀の形跡でしょうね。
 今はひっそりとした雰囲気に包まれているのですが、それでも合祀されたのであろう幾つかの祠を見ると、協力して氏子地域を静かに見守っているように思えます。
 できるだけ、見落としのないように神社を歩いていてから辞去しています。

西野川の稲荷神社
 Google Mapを見ると「子之三島神社」の社号が目立ちます。が、この手前に諏訪神社があるようです。川沿いに歩いている一日ですが、諏訪神社には出会わずにいたので「やっとだ」と言う気持ちでGoogle Mapの下僕として歩みを進めます。
すると、目の前に小さな祠が見えてきました。邸内社なのか、それとも私有社なのかという雰囲気です。Google Mapには出ていないんですよね。
私有の祠の中には雑然とした雰囲気のものも多いのですが、こちらはきっちりと清掃が行き届いている感じです。

 そして本来の中間目的地だった諏訪神社を探しましたが、こちらは見つからず。
【鎮座地】東京都狛江市西野川1-14-1付近


子之三島神社
 Google Mapで見つけた神社が実在しないことや、本当は別の場所に鎮座していることは時々あることです。今回の諏訪神社も、そんな感じで何となく自分の気持ちに折り合いをつけて、子之三島神社へと向かいます。
 みちなりにウネウネとした感じで歩いていくと、少し広めの境内が見つかりました。

 さて、まずは社殿に参拝です。まだ三時過ぎとは言え1月ですから、薄暗くなり始め。こうなると参拝は少しさびしいものですが、子の神と言えば、大国主命。そして三島神社と言えば恵比寿様と、おめでたい神様がならんでいると想像しつつ手を合わせれば、心も若干は軽くなるものです。が…実際の御祭神は、大己貴大神となっていて相殿が大山祇神。


つまり大国主命が主祭神で子の神の色合いが強いようです。境内社もありますが、こちらは特に立て札もなく、ちょっと不明。

【鎮座地】東京都狛江市西野川1-17
【御祭神】大己貴大神、相殿 大山咋神

2020年2月1日土曜日

【2020/1/19】入間の稲荷神社→田中稲荷神社 世田谷〜狛江〜調布(その3)

 さて、先に進みます。今度は調布市入間の入間・原公園の近くにある稲荷神社と更に先にある田中稲荷神社です。

入間の稲荷神社
 こちらは、公園のちょっと脇にある神社です。個人所有なのでしょうか、しっかりと清潔にされた境内はチェーンで閉ざされていて入れません。ちなみ「入間」と書くと「いるま」と読みたくなるかもしれませんが、こちら調布の入間は「いりま」と読みます。
 外からですが、手を合わせて、次に進みましょう!
【鎮座地】東京都調布市入間町1-25-22